21世紀の再生医療を支える歯髄細胞バンク

~「乳歯」や「親知らず」にある歯髄細胞がお子様とあなたの「健康」を守る!~

再生医療ってなに?
歯髄細胞への大きな期待
歯髄細胞バンクとは
歯髄細胞の利点
歯髄細胞バンクの将来性
登録方法と流れ
抜けた歯を捨てるのはもったいない!  当院は歯髄細胞バンク認定歯科医院です

抜けた歯を捨てるのはもったいない!

当院は歯髄細胞バンク認定歯科医院です

かけがえのないお子様の命と健康のために・・・

再生医療は薬物療法や外科療法に替わる、最先端の医療技術です。
これまでの方法ではリスクをともなったり、困難であった疾患の治療に新たな道を拓くもので、無限の可能性を秘めた画期的な医療技術といえます。なかでも歯髄細胞は、抜けた「乳歯」や「親知らず」から採取できるため、体への負担がなく、採取の機会も多いほか、遺伝子の損傷が少ない、倫理的な問題もない等々、さまざまな利点をもった理想的な細胞ソースなのです。

当クリニックでは、いち早く歯髄細胞の有用性に着目して研究を続けてきた鶴見大学歯学部との産学連携事業として設立された(株)再生医療機構との提携により、再生医療の資源となる皆さまの細胞を収集し、長期保管する国内初の歯髄バンク事業を推進しております。
皆さまはもちろん、お子様のかけがえのない命と健康のため、ぜひ歯髄細胞バンクをご検討ください。

⇒歯髄細胞バンクホームページはこちら

再生医療ってなに??

「私たちのカラダにもともと備わっている『再生治癒力』を利用した最先端医療技術です!」

病気や事故で失われた組織や臓器を自分の細胞を用いてもと通りの形や機能に再生

病気や事故で失われた組織や臓器を自分の細胞を用いてもと通りの形や機能に再生

トカゲを思い出してみてください。
トカゲは身の危険を感じると自分のしっぽを切って逃げていきます。しかも驚くべきことにまたしっぽが生えてきます!これは生物学的に「再生」といって、カラダがもと通りになることを意味しています。

私たちのカラダもトカゲほどではないですが、「再生する力」を持っていて、少しくらいのケガや病気は時間がたてば自然に治ってしまいます。これは私たちのカラダに備わっている自己修復能力、つまり「再生治癒力」のおかげなのです。

この再生治癒力を利用し、病気、事故などで失われた組織や臓器を自身のカラダにある細胞(幹細胞)を用いてもと通りの形や機能に再生させようという最先端の医療技術が「再生医療」です。まさに21世紀の健康を支える技術として実用化が加速しています。

再生医療のカギは「幹細胞(細胞のタネ)」!!実用化のための研究が日々進んでいます。

再生医療のカギは「幹細胞(細胞のタネ)」!!実用化のための研究が日々進んでいます。

幹細胞はその名のとおり幹となる細胞で「細胞のタネ」とも言われています。

自分自身が増える「自己複製能力」、複数の種類の細胞に分化できる「多分化能力」を備えています。この2つの能力で、骨・筋肉、神経・血液、さまざまな臓器、といった私たちのカラダができあがるのです。

再生医療は、その幹細胞を骨髄や臍帯血、歯髄などから採取し、それを増やしたり、維持したり分化の方向に誘導させることでケガや病気で損なわれた部分を修復・再生させる医療です。

すでに実用化されたものもあり、日進月歩の勢いで研究が進められています。

歯髄細胞への大きな期待

「これまで捨てていた“乳歯”“親知らず”から良質の幹細胞を取り出すことができます」

幹細胞の新しい採取方法として歯髄細胞に大きな期待が集まっています。

幹細胞の新しい採取方法として歯髄細胞に大きな期待が集まっています。

再生医療のカギとなる幹細胞は、これまで多くは骨髄・臍帯血などから採取してきました。みなさんも骨髄バンク、臍帯血バンクという言葉を耳にしたことがあると思います。これらは採取した幹細胞を、いざという時の再生医療のために保管する機関です。

最近の研究ではきわめて良質の幹細胞が、歯の「神経」と呼ばれている歯髄の中の歯髄細胞にあることが明らかになりました。

つまり・・・
これまで捨てていた「乳歯」や「親知らず」などの歯から幹細胞を取り出すことができる!ということです。骨髄、臍帯血と比較すると歯髄細胞は抜けた歯から採取できるため、採取する機会が多くカラダへの負担が少ないなど多くのメリットがあり、いまや幹細胞の採取方法として歯髄細胞に大きな期待が集まるようになりました。

幹細胞は加齢とともに急激に減少!若く健康な歯髄細胞からの採取がポイント!

幹細胞は加齢とともに急激に減少!若く健康な歯髄細胞からの採取がポイント!

この幹細胞は、残念なことに加齢とともに急激に減少してしまいます・・。(左グラフ参照)

子どもと比較して、年をとるとともにケがや病気が治りにくくなるのはそのためです。

再生医療のためにポイントとなるのはできるだけ若く、健康である時の歯髄細胞、例えば、「乳歯」や成人前後の「親知らず」からの採取が最適であるということです。

歯髄細胞バンクとは?

いざ、というときのために歯髄細胞を保管!お子様やあなたの健康を守る「医療保険」です。

採取した歯髄細胞は培養・長期冷凍保管します

採取した歯髄細胞は培養・長期冷凍保管します

歯髄細胞の中の良質な幹細胞の量は決して多くはありません。採取した歯髄細胞を有効に活用するには、その細胞をまずは無菌の細胞調整室で培養し十分に増やすこと、そしてセキュリティ管理された細胞保管施設で長期冷凍保存が必要です。その保管機関が「歯髄細胞バンク」です。

この歯髄細胞バンクがお子様やあなたの明日の健康を守る「医療保険」ともいえるものです。

歯髄細胞バンクから認定された「認定歯科クリニック」で抜いた乳歯・親知らずは直ちに専用容器に入れて、細胞保管施設へ搬送されます。そして、安全にご自身の細胞をお預けいただけるよう鶴見大学歯学部付属病院をはじめ、板橋中央総合病院を中核とする大手医療法人IMSグループなどの細胞保管施設と連携し、万が一に備えて2か所の細胞保管施設で長期保管、IDデータ管理も万全の体制で行われています。

歯髄細胞の利点

その① 骨髄、臍帯血と比べて歯髄細胞の採取は最も手軽で安全!

幹細胞の採取方法はイロイロ。すべての点で最適なのが「抜去歯」からの採取です。

幹細胞の採取方法はイロイロ。すべての点で最適なのが「抜去歯」からの採取です。

先にも触れたとおり、幹細胞を採取する方法としてよく知られているのが骨髄や臍帯血からの採取です。しかし、カラダへの負担・リスク、採取する機会などのすべての点で最適と言えるのが抜けた「乳歯」や「親知らず」から採取する方法なのです。

その② 細胞の「増殖能力」や「元気さ」「将来性」の点でも歯髄細胞はバンクに理想的!

硬い組織にしっかりガードされて遺伝子も安全!増殖能力もきわめて高い「元気な細胞」

硬い組織にしっかりガードされて遺伝子も安全!増殖能力もきわめて高い「元気な細胞」

歯髄細胞が細胞バンクに最適である理由は、手軽で安全というだけではありません。
まず、歯髄細胞は細胞の増殖能力がきわめて高く、短期間の培養で必要な量の幹細胞をえることができます。さらに、歯髄細胞は歯の硬い組織の中でガードされており、遺伝子に傷がつきにくいという利点があるほか、「歯のガン」がないように、歯髄細胞もガンになりにくい細胞で非常に元気な細胞なのです。

さらに、歯髄細胞の大きな利点は良質のiPS細胞をつくることが可能であるということです。

iPS細胞を歯髄細胞から作りだすことに成功した岐阜大学の研究によると、その作製効率は皮膚細胞と同等以上で、抜いた歯牙から幹細胞を取り出し、凍結保存しておくことは将来、良質のiPS細胞を作り出すことを可能にし、日々進化する再生医療技術にとってかけがえのない財産となります。

○iPS細胞とは・・・
私たちのカラダは、もともと受精卵という1つの細胞が分裂して数を増やし、さらに分化して骨や筋肉、血液、さまざまな臓器などに成長してできあがったものです。iPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、ヒトの皮膚などからすでに成長した細胞を取り出し、それを分化する前の未成熟な段階に戻す(細胞の初期化)ことによって、あらゆる細胞に変化する万能性を持たせたものです。山中伸弥教授らが2006年にヒトの皮膚細胞から世界で初めてiPS細胞を作り出すことに成功。これにより、たとえばある臓器が病気で損なわれた時、その人の細胞からiPS細胞をつくり、健康な臓器に作り直すことも近い将来可能になるでしょう。

歯髄細胞バンクの将来性

歯髄細胞バンクの将来性

脳梗塞や脊髄損傷の神経再生治療のほか、保管細胞は幅広い利用が期待されています!

神経再生の研究が急速に進み、脊髄損傷の治療は3~5年後の実用化も期待!

神経再生の研究が急速に進み、脊髄損傷の治療は3~5年後の実用化も期待!

歯髄はもともと「神経」です。歯髄細胞を利用した再生医療は、脳梗塞や脊髄損傷、パーキンソン病などの神経再生の研究を中心に進められており、とくに脊髄損傷は交通事故やスポーツ事故など年齢・性別など関係なく、誰にでも起こりうるものであり、今のところ有効な治療法がないことから現在、重点的な研究が行われています。3~5年後の実用化が期待されています。

歯髄細胞は、保管者自身の再生医療に役立つことはもちろんですが、組織適合試験でHLA(組織適合抗原)が一致すればご家族の治療にも利用できます。

兄弟間で一致する確率は25%。不一致でも、母子間であれば「母子間免疫寛容」という考え方により、お子様の歯髄細胞がお母さんでも利用できる可能性が高いといえます。

さらに歯髄細胞バンクの保管者が将来、難病になった時点での細胞を比較研究することで、なぜこの病気にかかったのか?原因は何か?などの難病の原因究明にも役立てることができ、同時に効果的な新薬の研究にもつながります。

登録方法と流れ

認定歯科クリニックを通してお申込みできます。 

抜歯日などを歯科医とよくご相談ください

登録方法と流れ

☆不明な点やご相談などがあれば当クリニックのスタッフまでお気軽にお問い合わせください(o^^o)♪
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